マ ウ ス ピ ー ス 型 矯 正
マウスピース型矯正は、透明な取り外し式のマウスピースを使用して歯並びを整える矯正治療です。
患者さま一人ひとりの歯並びに合わせて作製したマウスピースを、
一定期間ごとに交換しながら、少しずつ歯を動かしていきます。
金属のブラケットやワイヤーを使用しないため、装置が目立ちにくく、日常生活への影響が少ないのが特徴です。見た目や快適さを重視したい方に選ばれている矯正方法です。
マウスピース型矯正とは
当院では、マウスピース型矯正装置(インビザライン)を使用しています。国内でも多くの方に広く使われている装置で、マウスピースを使った矯正治療の代表的な方法として知られています。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、アメリカで開発された新しい矯正の方法です。まず、患者さんの歯の形をコンピューターで読み取り、そのデータを使って歯を少しずつ動かす計画を立てます。計画は、一人ひとりに合わせて3Dでシミュレーションされ、だいたい36〜48回分のステップが作られます。
シミュレーションができたら、担当の歯科医師がチェックして調整し、3Dプリンターでステップごとのマウスピース(アライナー)を作ります。作ったマウスピースは、1日20時間以上つけて、約10日ごとに新しいものに交換して使います。こうして少しずつ歯が動き、きれいな歯並びに整えていく治療です。
マウスピース型矯正の
メリット
装置が目立ちにくい
透明なマウスピースを使用するため、装着していてもほとんど気づかれません。人前で話す機会が多い方や、見た目が気になる方でも安心して治療を進めることができます。
取り外しができて衛生的
食事や歯みがきの際には取り外せるため、普段通りの生活が可能です。装置の周囲に汚れが溜まりにくく、虫歯や歯周病のリスクを抑えやすい点も特徴です。
痛みや違和感が比較的少ない
歯に加わる力が段階的でやさしいため、ワイヤー矯正に比べて痛みや違和感が少ない傾向があります。口内炎ができにくい点もメリットです。
通院回数が少なめ
治療計画に基づいてマウスピースを交換していくため、ワイヤー矯正と比べて通院回数が少なく済む場合があります。
金属アレルギーの心配が少ない
金属を使用しないため、金属アレルギーが心配な方でも安心して治療を受けていただけます。
マウスピース型矯正の
デメリット・注意点
マウスピース型矯正には多くのメリットがありますが、以下の点に注意が必要です。
① 装着時間の管理が必要
1日20時間以上の装着が必要です。装着時間が不足すると、治療期間が延びたり、十分な効果が得られないことがあります。
② 適応できない症例がある
歯並びや咬み合わせの状態によっては、マウスピース型矯正のみでは対応が難しい場合があります。
③ 自己管理が重要
取り外しができる反面、装着忘れや紛失には注意が必要です。
④ 紛失による治療中断のリスク
装置を取り外せる反面、紛失や破損のリスクが伴います。マウスピースの管理には十分な注意が必要です。
こんな方におすすめ
- 矯正装置をできるだけ目立たせたくない方
- 食事や歯みがきを快適に続けたい方
- 痛みや違和感をできるだけ抑えたい方
- 忙しく、通院回数を減らしたい方
- 金属アレルギーが心配な方
ワイヤー矯正との併用について
歯並びや咬み合わせの状態によっては、マウスピース型矯正とワイヤー矯正を併用することで、より効率的で理想的な治療結果が得られる場合もあります。
当院では、患者さま一人ひとりの歯並びやご希望に合わせて、最適な治療方法をご提案しています。
マウスピース型矯正(インビザライン)でよくある質問
1日にどのくらい装着しないと効果が出ませんか?
1日20〜22時間以上の装着が推奨されます。食事や歯みがきのとき以外は、できるだけつけるようにしてください。装着時間が短いと、治療期間が長くなる場合があります。
しゃべりにくくなることはありますか?
装着直後は少し話しにくいことがありますが、数日で慣れる方がほとんどです。
通院はどれくらいのペースで必要ですか?
通常は1〜3か月に1回の通院です。
食事や飲み物に制限はありますか?
マウスピースは取り外せるため、食事は普段どおり楽しめます。ただし、装置をつけたまま着色飲料や甘い飲み物を飲むことは避けてください。装着前には歯みがきを忘れずに行いましょう。汚れや糖分が残ったままだと虫歯の原因になります。
マウスピースが割れたり失くした場合は?
すぐにご連絡ください。状況に応じて適切な対応を指示します。場合によっては再製作が必要になることもあります。
ワイヤー矯正よりも治療期間は短くなりますか?
症例によって異なります。マウスピース型矯正が向いている場合は、ワイヤー矯正と同じくらい、またはそれより短い期間で治療が終わることもあります。
歯を削ることはありますか?
必要に応じて、上下の歯の大きさのバランスを整えるためにエナメル質を一部削ることがあります。歯の健康に影響がない範囲で行い、必ず同意をいただいてから処置します。
痛みはありますか?
マウスピースに限らず、矯正装置を交換した直後は違和感や軽い痛みを感じることがあります。ほとんどの場合、時間とともに慣れていきます。
食事で気をつけることはありますか?
マウスピースは外して食べられるので普段どおり食事できます。ただし、歯が動いているため噛むときに痛みを感じる場合は、柔らかいものを選ぶと安心です。
喫煙はしても大丈夫ですか?
装置が変色したり、目立つことがあるため、できるだけ控えることをおすすめします。喫煙は歯の動きにも影響する可能性があります。