受 け 口 ( 下 顎 前 突 )
class Ⅲ malocclusions



受け口は、下の歯が前に出て、通常の咬み合わせとは逆に咬み合わせてしまっている状態です。そのため、歯科では「反対咬合」といいます。受け口になる原因は様々で、患者様によって異なるため、精密検査を行い、原因に合わせた治療計画をご提案します。
どのように治療するの?
治療方法は、歯並びや咬み合わせの状態によって異なります。下記の説明内容は、ケースによって異なる場合があるため、参考程度にご覧ください。
どのように治療するの?
治療方法は、歯並びや咬み合わせの状態によって異なります。下記の説明内容は、ケースによって異なる場合があるため、参考程度にご覧ください。
01
歯並び・咬み合わせに対する治療
受け口は、下の奥歯が前にずれていることや前歯の傾斜角度などの原因が考えられます。このように、骨格の問題ではなく、歯の問題に対する治療方法は原因によって異なります。ワイヤー(針金)によって歯の傾斜角度をコントロールしたり、歯科矯正用アンカースクリューの使用や上下の歯にゴムをかけていただくことで奥歯の咬み合わせを改善したり、治療方法は様々です。精密検査を行い、検査結果をもとにどのような治療を行っていくかをご説明いたします。

02
骨格の問題に対する治療
骨格(下あご)が基準値から大きくずれている場合、矯正治療だけでは改善できない場合があります。そのような場合には、外科手術を併用することで、骨格性の問題を改善する必要があります。

03
舌の癖に対する治療
舌の癖が原因で受け口になった場合、舌を正しい位置に改善し、正しく機能させる必要があります。舌の癖があると、通常に比べて矯正治療がスムーズに進行しにくかったり、矯正後に後戻りしやすくなります。舌のトレーニング(口腔筋機能療法)を行うことで、それらを改善し、後戻りを予防していきます。

咬み合わせの不調和
前歯の外傷リスクが高い
- 上の前歯が下の前歯より後ろに噛むため、食べ物をしっかり噛み切りにくい
- 奥歯にも不自然な負担がかかり、歯の摩耗や破折リスクが増える
顎関節への負担
- 下顎が前に出た位置で咬み合わせるため、顎関節症の原因になる
- 痛み、開口障害、カクカク音などの症状が出ることも
発音への影響
- サ行、タ行、シャ行などの発音が不明瞭になることがある
- 特に子どもでは学校生活や対人コミュニケーションでの自信に影響
